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札幌軟石ってどんな石?

◇札幌軟石って

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明治4年(1871)、黒田清隆開拓使長官が、北海道開拓の顧問としてアメリカからケプロンを招いたが、このとき来日したワーフェルド・アンチッセル技師が石山一帯を調査して、札幌軟石を発見した。

札幌軟石は大昔、支笏湖を生み出した火山活動で飛び散った火山灰が石山地区一帯に降り積もり、その堆石物が何万年という長い年月、強い圧力で押し付けられ固まってできたものである。学問上の正式な名前は「支笏湖噴火溶結凝灰岩」と言う。」採石が開始されたのは明治7年頃からで、切り出された石材は開拓使に納められ庁舎、札幌本府の洋風の建物の建築材料に使われた。当時、開拓使は防火に強い軟石の生産に力を入れたため、最盛期の明治10年〜同14年頃には、石山地区には400人の石工がいてにぎわったと言う。現在、この軟石で造られた建築物が年々失われているが、小樽運河の石造倉庫群や明治43年建造の旧札幌郵便局は”北海道開拓の村(札幌市厚別区厚別)に移築され、旧札幌控訴院は札幌市資料館として健在である。また、明治31年に建造された旧札幌電話交換局は”明治村(愛知県犬山市)に移築されて国の重要文化財に指定されている。

軟石は、道内では札幌と共に小樽でも切り出されていたが、建築様式変化や新素材の登場などで、次第に遠ざけられ、生産業者はいまでは辻石材工業の1社だけになった。

辻石材工業は、先々代の辻平五郎が明治25年に福井県から渡道し、札幌市の石山地区で石工となったのを始めとするが、その後、鶴吉(2代目)、勝三(3代目)が受け継ぎ、現社長の明宏は4代目である。

辻社長は、軟石特有の柔らかく、肌ざわりのよい感触に魅せられ、そして天然素材の軟石の美しさの追求に止むところがない。ひとり伝来の切り出しを死守し、普及に情熱を傾注し続けている。

明治の初めから、札幌市石山地区で採掘された札幌軟石。その石質は、自然の肌ざわり
 ―柔らかく、弾力性があり、保温性に富んでいます。―
しかし、様々な石材加工製品、人造ブロックが生まれる中で、いま、辻石材工業だけが切り出しています。天然素材の美を求め、優れた特性を守り継いでいく"技"と"心"がここに生きています。








            

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                                         辻石材工業(株) 電話(011)591-3939
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